冬より危険⚠️ 夏の冷え性
〜夏冷え対策〜

氷たっぷりのアイスコーヒーやキンキンに冷えたビール。ガンガンに冷房の効いた室内など、夏は中から外から身体が冷える季節。
冬と同じくらい夏の冷え性が多いことはご存知でしょうか。
①冷え
末梢血流が滞ると糖とタンパク質の反応が進みやすい。
(糖化しやすい)
②腸の冷え
腸内細菌のバランスが乱れインスリン感受性の低下に繋がる。
結果、食後高血糖が進み糖化が進みやすくなる。
③交感神経優位状態
冷えると交感神経が優位になります。
インスリンの分泌が抑制され血糖値のコントロールが不安定に。
結果糖化を助長します。
④夏風邪を引きやすい
体温が1度下がると免疫は30%下がります。
自律神経も乱れ、胃腸が冷えると粘膜のバリアも弱くなるため風邪を引きやすくなります。
夏風呂のすすめ

身体が冷えると血圧は上がります。
温めて“冷えを緩める”ことで“血圧”も“血流“も安定し、がん細胞を減少させることにもつながります。
また、体温が1度上がると免疫は30%、代謝は12%も上がり、身体を温めるだけで風邪や病気にかかりにくくなり痩せ体質にもなるのです。
水素バスやお好きなソルトを利用して、リラックスタイムを満喫してくださいね。
更年期から高齢期へシフトチェンジ
更年期では、“生活習慣病”高齢期になると“生活機能低下”の予防が重要になってきます。
そのために必要なのが、「適正体重の維持」です。
しかし、更年期と高齢期では、体重維持のベクトルが真逆です。
更年期は「太らない」こと、高齢期は「痩せない」ことがポイントとなります。
さて、高齢期の生活機能には、歩行や移動、食事、更衣、入浴、排泄、整容といった「基本的日常生活動作能力」に加え、交通機関の利用や電話の応対、買い物、食事の支度、家事、洗濯、服薬管理、金銭管理など、より高度な生活機能である「手段的日常生活動作能力」があります。
これらの生活機能を維持するために重要な要素として、「食品摂取の多様性」「活動量の維持」「社会的交流」などがあげられます。
「食品摂取の多様性」スコア:DVS
DVSは、食品を10の食品群(肉類、魚介類、卵類、牛乳・乳製品、大豆製品、緑黄色野菜類、海藻類、果物、芋類、油脂類)に分け、その摂取頻度から評価す るものです 。
少量でも食べた場合は1点とし、毎日7点以上が目標です 。
7点以上の高齢者は、生活機能が維持されることが報告されています 。
DVSの特徴として
①食品群の半分はたんぱく質を多く含む食品である
②主食(飯・パン・麺)が含まれていない
③油脂類が推奨されている
の3つがあります 。
これは
①高齢期にはたんぱく質の摂取が最も重要であり
②主食よりおかずの優先順位が高く
③痩せないためのエネルギー源とし て油脂類の摂取が推奨されている
と解釈できます 。
油脂類は他の食品に比べ、重量(g)当たりのエネルギー(kcal)が多いため、小食の高齢者にとっ て効率の良いエネルギー源となります 。
高齢期の食事は、量より質、たんぱく質を中心に様々な種類の食品を摂ることが大切なのです 。